Naegi

逍遥

内なるマッチョな価値観と向き合う

Z世代はhustle cultureに抗う傾向があるらしい。 いわゆる、副業ガンガンして金を稼ぐぞ!みたいな生き方に対してわりと否定的である、とのこと。たしかに利益の最大化を目指すならば、hustleなメンタリティは必要なのであるが、その反面、蝕まれメンタルヘ…

0519 要約の話

わたしは得手不得手がはっきりしすぎているタイプなので、今後に不安が残る。抽象的なことを考えることは好きだが、作業の精度は高くない。慣れるまで人一倍時間がかかる。今でこそ楽しい研究も、軌道に乗るまで3年くらいかかった。 もしかしたら石の上にも…

0518 終焉の躑躅

暑い。初夏の嫌な暑さの中、オフィス街を歩く。だいたい、リクルートスーツは夏に適さない。帰宅後、Tシャツに着替えたら、その優しさに救われてしまった。コットンのTシャツはとても優しい。リクルートスーツのジャケットはキツめにしましょう、とスーツ店…

0517 5月の熱気 組織のことなど

5月の熱気にやられてしまった。 5月といえば、アリ・スミスの短編集『5月』を思い出す。木に恋をしてしまう人の話。かつてイギリス文学のアンソロジーで読んだことがあるのだが、さいきん新訳で刊行されたという。アリ・スミスの軸足の定まらない文体はじつ…

Epiphany

日々の重みが増せば増すほど文章に書き起こす余裕がなくなってくる…よくある話だ。 このブログをある種の書き物の草稿だと定義しているため、わたしは脈略もなく話題を展開させることができるだろう。 …久しぶりにちゃんと文章を書こうとすれば、論文調にな…

断片的な日記 5月9日

団子のように予定が連なると、すべてが断片化され、没頭することが難しい。私にとって没頭は非常に重要なことで、研究が捗る時はだいたい我を忘れている。だから、予定は一気に終わらせたい。わたしの指導教員も、その傾向があるのだが、なんとなく気持ちが…

Echo Chamber

国立国会図書館デジタルコレクションで全文検索できるようになってから数ヶ月が経った。根本的な研究方針が抜本的に変わったような気がする。資料の収集難易度は大幅に下がったものの、それゆえに情報を羅列するだけの研究は許されなくなった。いままでも許…

希望を持つということ

ここ数年、何かと逆張りして生きてきた気がする。 クリティカルとは名ばかりの逆張り。先回りして反論を想定し、論駁しようと顔を真っ赤にしていたような月日を過ごしていた。幸い、さいきん自分の置かれている枠組みに気づけるような経験に恵まれ、改めて自…

バルコニー

ヨーロッパ某国を旅した際、屋外の座席で食事をとることが多かった。日本では屋外式の座席は好まれない気がする。虫が多いし日焼けしてしまうから。…流石にわたしは書籍ではないのだが、ヤケには気にするタイプなので!窓際の座席や屋外は嫌。 そんなことを…

緑のすり身

すり身!エントリーシートに表出するわたしは、わたしのすり身だ。自己を矮小化してはいけないとあるけれど、就活ではアクの強さは御法度で、うまいことやらねばならない。わたしはどう足掻いてもアクが強い。所属組織が合わない場合、とことん息が詰まって…

逍遥

知らん街のカフェで300円のコーヒーを飲む。 私は体力がないので、休みを挟まないと街の散策ができない。仮に営業とかになって、複数の取引先を訪れるとなれば、休憩を挟まなければやっていけないだろう。都市は休憩を取るにも金がかかる。 就職活動が嫌でた…

蜃気楼

憑き物が落ちたとか、そんな表現がある。 大学入学後、高校時代の恩師にそんなことを言われた。元気そうでなにより、とにっこり笑っていた。 確かに、あの時代は何をするにも鬱々とした気持ちになっていたし、理解者はいないと思っていた。 鼻風邪をひき、復…

豊かさ

外出していない間に、季節が変わった。 変わった、というよりは顕在化したというべきか。 春を来るのを拒みたい気持ちは、外に出られないもどかしさに起因していたのかもしれない。 この気温は、なにかと不安定な特質を帯びているような気がする。寒いけど、…

血流の悪さがそうしているのか知らないが、毎日とにかくだるい。倦怠感と表現するほどのものではないが、行動に移すのがとにかく億劫だ。おそらく陽光を浴びる時間が少ないことに起因しているのだろう。 学生時代は暇だ。退屈だ。ゆえに、ちょっとした悪魔み…

自己保身に走る、という言い方があるけれど、自分の弱さから目を背けるには効果的な方法だ。かくいう私も自分の弱さを知るのが怖くて、なにかとやさしい言葉に埋もれてしまう。 孤独について考える。ここで、大好きな歌詞を引用したい。冒頭はこうだ。 あの…

居場所

ここ数日、夢がやけに鮮明なので記録しておく。 今日の夢は引っ越しするだった。新幹線か特急か何かに乗って、遠くの街に引っ越していた。問題は、昨日見た夢だ。わたしは部屋を追い出された。 なぜか、カップルYouTuber(実在するかは知らない)と同居する…

流れ

電車に揺られ、見知らぬ町の鉄橋を越える瞬間に涙を流したことがある。川辺で走る人、犬を散歩させる人が見える。今後の人生で交わることはない。ちょうど、Corneliusの「変わる消える」を聴いていたからかもしれない。好きな人、好きな場所、好きなものが気…

インスタントに記録を残せるようになった。 感動した光景をカメラで記録することは容易だ。 しかし、記憶という点ではどうだろう。記録と記憶はまるで違うものだ。記憶するために記録したはずが、いつまで経っても外付けのメモリであることは往々にして起こ…

ゴキゲン

ゴキゲン、という言葉が好きだ。 ご機嫌でもなく、ゴキゲン。 ゴキゲンな人間を目指して、最近はとても自己中心的になっている。自己中心的な性格は忌避されがちだが、裏を返せば自分の意見があるのだ。心理的なレジリエンスを高めるためには、自己中心的に…

感傷

またもや、この寒暖差にやられてしまった…… 思っているほど状況は悪くなく、むしろ最近はあらゆることがうまくいっている。ついていけないのは、わたしの心と身体である。2年前、同期が本選考で病んでいる時期に私も鼻の調子を崩していて、この時期特有のも…

音楽

大学時代を象徴する音楽を選ぶならば、間違いなくceroである。大学一年生の夏、狂ったようにceroのsummer soulをリピートしていた。大学で過ごす最初の夏に相応しい曲だった。 余談だが、教習所の送迎バスのラジオからsummer soulが流れた時、大学一年生の夏…

タフネス

就職活動では精神的タフさが重視される場面が多い。現実世界で心を病んでしまう人が多いのを鑑みると、取り繕うことを強制させることが病の根源なのでは?と思う。 わたしは全然タフな人間じゃない。孤独に安心とやすらぎを見出せるのは、心が安定している時…

香り

香りはダイレクトに気持ちを揺り動かすので、課金する価値は大いにある。お気に入りの香りのアロマと香水を思い浮かべるだけで気持ちがウキウキする。 ラベンダーのアロマオイルを垂らし、就寝準備をする。風呂上がりにはサボンの香水をつけてスッキリすると…

Sphere

コンビニのイートインスペースが快適だと言うことに気づいてしまった。 第一に、店員が絡んでこない。店内で召し上がりますか?というひと言すらない。放置してくれることが幸せなのだ。 コンビニのイートインスペースでアイスを食べた。 購入直後だったから…

無題

最近流行っているhus(のbanana shake)がマジでわたしの好みだった。ネオ渋谷系時代のcapsule彷彿させるからびっくりした。 ほんとに就活が苦痛すぎて、公務員とか志望すればよかった気がする。落ちることが辛いというより、思っていないことを書くのが辛い…

春が苦手

花粉症っていうのもあるけど、春が苦手。 しばらく冬でいい。毎年、3月からゴールデンウィークまで気が滅入る。今年は就職活動というのもあり、もうダメかもしれない!(そんなことはない) というわけで、春のショック療法を実装すべく、行きたいところをリ…

外れる

よせばいいものを、就活指南本を読み漁ったら落ち込んでしまった。いじめられた経験は情けないという印象を与えかねないし、文学部は就活に不利だとか文系院生は社会不適合とか。シンプルに執筆者の悪口をアドバイスとして書かないでくれ、と思ったがそれな…

意外に単純なのかもしれない

寒い。とてつもなく寒い。 度が超えた寒さは痛みと化す。 寒さを針に喩えた文章なんて腐るほどあるから今更言ってもしかなたない。だが、寒さは針だ。 とか言ってるけど、寒がり度合いには自信があるので、防寒具は全て揃えて外出した。帽子、手袋、マフラー…

雑記 特に思うことはない

就職活動をするにあたり、外部からの視線を意識したセルフイメージの構築は不可避だと思う。まぁ、よくいわれることだが、私が絞り出す文章も、書いているのか書かされているのか、その領域を分断することは難しい。 …なんて、テキトーなことを言って誤魔化…

タートルネックで自己主張

某都知事の発言によって、タートルネックが世間を騒がせている。いや、タートルネックは悪くないんだけどね。あったかいし。 渦中に入るようで気がひけるのだが、私はタートルネックが好き。この冬は、カラフルなタートルネックで乗り切ろうと思う。 冬は街…