Naegi

逍遥

Sphere

コンビニのイートインスペースが快適だと言うことに気づいてしまった。

 

第一に、店員が絡んでこない。店内で召し上がりますか?というひと言すらない。放置してくれることが幸せなのだ。

 

コンビニのイートインスペースでアイスを食べた。

購入直後だったから、固かった。満足に食べれるサイズはアイスは陳列されていなかった。日本も貧しくなったものだ。

 

何も考えずに道を眺めるのは楽しい。

 

縁もゆかりもない政令指定都市の駅前のスターバックスで、鳩使いのおじいさんを眺めた時を思い出した。外のベンチに座り、鳩をコントロールしていた。就職試験のテキストを広げているわたしとは、まったく違う時間が流れているようだった。あの境地に至れないとしても、あの恍惚とした表情に憧れる。日常の些事に執着していたら時間が過ぎてしまう。ありきたりな対比だが、地に足をつけない生き方にも憧れる。もしかしたらスマホを触ることなく鳩と遊ぶ生き方の方が、地に足をつけているのかもしれないけど。

こうしたプリミティブな事柄に憧憬をいだくのってダッセェな自分!と思いつつ、いつも蜃気楼を追っている。

 

5年の付き合いの知己と久々に酒を飲んだ。

「あんたの悩みのほとんどは、同じコンテクストで生きることを他人に強制することに起因しているのでは?」と指摘された。「修飾語をつけてはいるけど、要は同じコンテクストで生きて欲しい、ということでしょう」毅然とした態度で言われた。もしかしたら傲慢なのかもしれない。

 

まずはインターネットミームで盛り上がるのをやめたら?と言われた。はっとした。わたしは一年後、社会に出る。コンテクストを共有しない人も多いだろう。狭い研究室でニヤニヤしながら生きている陰気な人間は、到底他者のありかたを受け入れられないだろう。コンテクストを共有しない人に向けた笑い、今の自分には無理だ。

 

就職活動の軸を洗い出すたびに、自分がいかにdemanding であるか思い知らされる。相当強欲だ。インターネットミームを知らん人間を「純粋wwwwwww」とか言ってた地獄の中高時代を思い出す。もちろん、くだらない人間関係の話に終始する人間関係も「それ」だが、このノリもそうなのである。排他的すぎる。悪口で結束するコミュニティを見下したが、インターネットミームで盛り上がるコミュニティもそうである。

 

わかってほしいという気持ちほど厄介なものはない。人間は分かり合えないと思う。どう考えても分かり合えない。親しい人間は複数いるが、その人たちを前にすればするほど分かりあうことの不可能生が明らかである。これを受け入れれば、わたしの煩悩は減ると思う。わからあえないから、無理にわからせる必要もない。閉鎖的な個人のソーシャルメディアに没入させることは危険なことだ。

 

というわけで、他者を介在させないメディアを作れば良いのでは?と思う。つまり、制作と発表に隔たりのあるメディア。メンタルヘルスのための、頼みの綱のメディア。心理的安全性は大切だ。不安な自分ほど頼りないものはない。

 

やっと、ZINE発行に向けて動き出せた。

コンセプトは半年以上前の記事ですでに述べた通りだ。加えて、不安定な日々を送るなか「自分のセイフティネットをつくる」を目的としたい。

 

ZINEの名前はSphere

角はいらないから。

究極の自己満足メディアなので、自分を包容することをイメージしている。球体の膜の中にいる自分をイメージする。これなら安心だ。AtmosphereとかHemisphereとか、派生できるのも嬉しい。

 

アナログなメディアだから、安心である。

ブログやTwitterInstagramでは発信できないこともいえる。嘘の志望動機を言う必要も無い。他人の期待に応える必要もない。他人の期待に沿うように生きてきたため、リハビリが必要である。就職活動がうまくいっていないのも、たぶんこのせいである。

志望動機は、わたしの言葉で構成されていない。

 

どう足掻いても、受かるための言葉である。

わたしらしく、という使い古された言葉は、案外実現がむずかしい。じぶんの言葉で述べなければ、通らない。わたしは本当の意味で自分と向き合う必要があるのだろう。そのポーフォリオとしてのZINEをつくります。完成したら友人各位に報告するよ🦭

よろしくね。

 

この春、生まれた場所に戻ることにする。本当の意味での原点回帰。馬鹿らしいし、やや情動的だけど、必要なことかもしれない。直感が真実を教えてくれることは多い。

 

衝動買いしたワンピースはお気に入りで、着ている自分を見るたびに嬉しくなる。自分の幸せを集めたら、きっと何かを達成しているだろうし、自立した個どうしで健全な関係性を築けるだろう。

 

学生ラスト一年。いろいろなことを企てている。

わたしじゃなければ伝えられないこと、たくさんある。大きな組織では伝えられない諸々を、わたしと

て伝えること。これが大きな目標🫶

 

昨日からワクワクいろいろ考え中です。今年はめちゃくちゃいい一年だと占いに書いてあったから、それを正解にしなくては。いずれにしても、自分の幸福は自分の掌中にあるのだ。