Naegi

逍遥

暑さのせいだよ

せっかくPerfume衣装展に行って、感想の記事を書いていたというのに、記事の一部が消えてしまった。悲しさのあまり公開を停止。何かに追われている感じが拭えない。もう少し、焦る癖をなくせばミスも減るだろうに。 それにしても兵庫県立美術館はいいな〜な…

表現に対する居心地の悪さ

ブログというプラットフォームに落ち着きを覚える。 私はまごうことなきデジタルネイティブ世代なので、小学生のころからインターネットを通じて自分の考えを発信してきた。小学生の時はうごくメモ帳をやっていたし(このアカウントは当時からある!)、中学…

こもる

ラメの入ったアイシャドウを買った。いつぶりだろう。就活していた頃はラメの入っていない、落ち着いた茶色のアイシャドウを愛用していたが、そろそろラメが欲しくて購入した。 ラメを敬遠してしまうようなメンタリティに支配されていると思う。なんだか、就…

8月の雑記

8月の夜は秋だ。 この季節になれば、井上陽水の「少年時代」やらフジファブリックの「若者のすべて」がラジオで流れる。私はヘルシンキラムダクラブの「何とかしなくちゃ」を執拗にリピートする。秋は本当にキリンジがよく似合う季節で、散歩する度に空気と…

誰だって信頼できない語り手だもん♪

良くも悪くも、私は変わっている。別に、自己評価を拗らせたわけではない。なにか動作をするにしても、簡単な応答をするにしても、だいたい想定の斜めを上をいってしまう。幼いころから、望まなくても目立ってしまう性格だった。ある時には悪意をもって攻撃…

海峡

今日も今日とて下書き放流。 この地方の水辺が大好きだ。遠く離れていても、きっと恋しく思うことでしょう。 海峡の見えるカフェで文章を綴った。 ー 私の尊敬する友人の話をしよう。自分の幸福に対して、とてもストイックな友人。どんな好きだった恋人に対…

幻想と手を繋ぐ

学生から労働者へと変わることはドラスティックな変化だ。残る月日もそれほど長くないことも知っている。興味に従って生きていけるのも、あと数ヶ月、とすると、いわば余命宣告のような表現だが、ある種の制約が人生をまた輝かせてくれることも知っている。…

駆け出す夢

蚊がいる。家に蚊取り線香がないので、機を見計らって始末したいのだが、難しい。アースでも買った方がいいかもしれない。仕方がないので、本を読みながら蚊を待つ。 人と触れ合うのが好きだと思っていたが、そうではないことに気づいた。自分の不足を他者に…

水面とceroの音楽

日付に対する愛着は、ある。七月の三連休の数字が好きだ。はっきりとした理由はない。推測するならば、夏に対する期待にあるだろうか。梅雨明けしそうな七月の高揚感が大好きだ。梅雨は嫌いだけど。あじさいの花は枯れる。花弁の水滴も消える。空の雲が一気…

図書館のソファー

私の大学の図書館には、ソファーがある。机は併設されておらず、腰かけて本を読むためのソファーである。コロナ禍には、なぜかソファーが使用禁止となっていたが、最近復活した。昼過ぎの大学図書館は混雑しているが、いつもソファーは空いている。課題をす…

水辺を逍遥する

何を信じているのか。自分はよく理解していないことに気づいた。信じること、期待すること。これらは無意識下で行われているように感じる。何か心を揺さぶる経験があってこそ気づくもので、普段は気づくことがない。だから、定期的にデジタルデバイスから離…

暗い部屋で明るいことを考える

shouldの重圧に耐えかねて、何もかもやめたら、本当にすかっとした! 暗い部屋でインターネットをする時間が幸せだって、改めて思ったね…。 人文学の院生をやっていると、なにかと思考が生活を侵食してきて、心休まる時間がない。過活動なのだ。常に思考がぐ…

研究生活の近況

顔が疲れていると言われた。メイクが下手くそなのだろうか。鏡に映る自分を確認すると、確かにやつれていた。 研究漬けの日々が楽しいかと問われれば、答えを窮してしまうのも事実だ。暗闇の中を走り抜ける感じが否めない。授業を漫然と受けることは楽しい。…

Unrequited Loveとのつきあい方

Unrequited Loveを経験した友人の相談に乗っていた。 失恋上手になろう!と言っても、失恋を一般化できるものではないし、向き合うべき気持ちも一様ではない。とはいえ、うまく自己の気持ちを見つめないと、いつまで経っても執着は切れないまま。 かつての私…

オルタナティブな遊び

子ども時代の遊びをしたい。秘密基地を見つけるために町内を散歩したり、交換日記をしたり、文通をしたり。ノスタルジーという病に侵食されている。午後5時のチャイムに哀愁を感じる。 ここ数年はお酒の力を借りてコミュニケーションすることが多かった。わ…

雑記

蝉の声を聴いた。幻聴かと思った。ここ数日で暑さの質が変わったように思う。 窓を開けても、どうにもならない気温になってしまった。 ハンディ扇風機の購入を検討するほど、暑さには参っている。 さて、今日も研究に勤しむ日だった。数日前まで研究に勤しむ…

晴れ空と曇り空の連想ゲーム

雨上がりのアスファルトの香り!これをペトリコールと表現するらしいが、私に言わせれば、森林の露天風呂の香りである。冗長なので、ペトリコールと言えば話が早い。幼少期、都市圏から地方都市に引っ越した時、雨の匂いへの感度の違いを感じた。田舎で育つ…

七夕で棚ぼたを願っても仕方ない

乗り合わせた電車の車内で、懐かしい香りが漂う。数年前、誕生日プレゼントにと買った香水で、初めてのデパートコスメだった。テスターをつけに行った時の厚遇に驚いた。こんなに試供品がついてくるのか!という驚き。香水は5000円よりも安かったけれど、そ…

夜の隙間に好き 投げてよ

アニポケの一場面を思い出して泣きそうになることがある。無印第一話、生意気ピカチュウとの邂逅である。(サトシ目線)言うことを一切聞かないピカチュウに対して「君は僕が好き?僕は君が好きだよ」(うろ覚え)と言う。ピカチュウはひよっこトレーナーの…

泥濘から空を

Twitterで日々の微妙な心の変化を書き記したら、心がスッキリした。私は書くことで癒しを得ているのだという確信を得た。論文とは違う。論文は書けないままだが、資料をしっかり読まないと書けない。その類の書き物も嫌いではないが、セラピー同等の効果を得…

断片日記0616

久しぶりに文学理論の本を開いて、勉強しようとしている。受験生だった時の、あの高揚感が蘇る。私がかつて受験に注力できたのは、目標を達成せるためではなく、勉強が楽しかったからだ。楽しかったから夢中になれたのであって、目標達成のゲームが楽しかっ…

学生生活のゆるやかな振り返り

夜は夜の闇に委ねるのが良い。陰翳礼讃よろしく、間接照明が欲しい。物を増やしたくないので、購入を躊躇するものの、夜の読書やネットサーフィンを落ち着いてするならば、間接照明が欲しい。 ようやく、精神的な動揺が収まったように思う。5月は予定をこな…

近況報告

収縮することに終始しそう。あらゆることを、終わりにするために。最近、いろいろ限界を感じている。体力、気力、食欲、学力。年上の友人が口を揃えて24歳が変わり目だと言う。まだ行ける。それでも、揚げ物ばかりの学食では選択肢が限られるし、二次会のカ…

これからの(わたしの)「人生」の話をしよう

Twitterで以下のスピーチを見つけ、読んだ。 むかし、ターミナル駅付近の書店で見つけたことを思い出した。 私が大学院で学ぶ意義を思い出す一方で、この態度を根詰めると厭世的になってしまうとも自覚した。事実、作者は自殺している。 j.ktamura.com 魚が…

うみだす

魂がよごれる、と呟いた。 言語が乗っ取られ、魂がよごれるのだと。明言することは避けるが、この数年間、言語使用が特定の文脈に特化していた。 …ここまで書けば、何のことかお分かりだろうが、まぁこの数年間、キャリアという言葉に内包される漠然とした絶…

ようやく、凪のような状態に入った。 進路も定まり、終わりの見えなかった学生生活にも区切りがついた。可能な限り、論文に注力しよう。 学部三年時に就活を始めてから、わたしは結構苦しんだ。就職後、全国転勤をするべきか?後期進学するべきか?ライフプ…

ミルフィーユを解体する

論文みたいな文体って翻訳文っぽくなるよね〜と友人と話していた。まさに、最近のわたしのブログは論文の文章に侵食されていて、うまく自分の心情を書き表さなかった気がする。かと言ってわたしの論文の文章が優れているかと言われればそうではない。自分の…

内なるマッチョな価値観と向き合う

Z世代はhustle cultureに抗う傾向があるらしい。 いわゆる、副業ガンガンして金を稼ぐぞ!みたいな生き方に対してわりと否定的である、とのこと。たしかに利益の最大化を目指すならば、hustleなメンタリティは必要なのであるが、その反面、蝕まれメンタルヘ…

0519 要約の話

わたしは得手不得手がはっきりしすぎているタイプなので、今後に不安が残る。抽象的なことを考えることは好きだが、作業の精度は高くない。慣れるまで人一倍時間がかかる。今でこそ楽しい研究も、軌道に乗るまで3年くらいかかった。 もしかしたら石の上にも…

0518 終焉の躑躅

暑い。初夏の嫌な暑さの中、オフィス街を歩く。だいたい、リクルートスーツは夏に適さない。帰宅後、Tシャツに着替えたら、その優しさに救われてしまった。コットンのTシャツはとても優しい。リクルートスーツのジャケットはキツめにしましょう、とスーツ店…