顔が疲れていると言われた。メイクが下手くそなのだろうか。
鏡に映る自分を確認すると、確かにやつれていた。
研究漬けの日々が楽しいかと問われれば、答えを窮してしまうのも事実だ。
暗闇の中を走り抜ける感じが否めない。授業を漫然と受けることは楽しい。
研究のために、本をたくさん読むのも楽しい。
研究のためのアウトプットを作ることが苦しい。これが生みの苦しみなのだと理解する。卒業論文を書いている時も、確かに苦しかった。軌道に乗った秋以降は本当に楽しかったのだけど、それまでの期間が本当に耐えかねるような時期だった。
正直、苦しい。博士に行かなくてよかったと心の底から思う。
年々、求められるハードルが高くなる。ついていけない。
一応、年長者ゆえのプレッシャーもある。ゼミの指導係的を担当する。
私が指導に足る人間だとは思わないが、仕方ない。
モラトリアムは論文執筆年では実現しないだろう。
いや、論文提出後の数カ月なら実現可能か。
1月から遊ぶぞ~(遠い目)
周囲がどんどんいなくなるなかで、大学でこもることに閉塞感を覚えているのも確か。
時が過ぎるのを待ちたい。