2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
日常は波のようなもので、凪いである日もあれば時化ているときもある。今日はちょっと、波風が立つ日であった。窓の外の天気も大いにに揺れていたから、ということも勘案した方がよいだろう。気象の停滞は人間を愚鈍にする効果があるのだろう。 言い訳するこ…
日々、思うことはある。けれども、流れてしまっている。 断片的に生きるといえばよいのだろうか。 少し時間があったとしても「無限の泉」に時間を費やしてしまう。 社会人になって「本が読めなくなる」が分かる。休日は一瞬にして終わる。 意識的に、「書く…
少し前に、手負の人間となった。ほんの少し。 傷口が、普通の皮膚になるまでの経過を辿るのは楽しい。火山に似ているな、と思う。ドロドロのマグマが年月をかけて冷えてゆくようだ。血が出なくなり、やがて皮膚へとなっていくさま。血とマグマとアナロジーと…
ゴールデンウィークも終わった。おかしなことに、休暇中は冬の北海道について文を書き連ねていた!来るべき春を享受することができないまま、季節は夏へ。 ちなみに、休暇中は山と清流を見た。 石川美子『山と言葉のあいだ』を読んだところだったので、谷底…
引越しは、自らを解体する行為のようである。部屋と自己はやはり、繋がっている。壁掛けやポストカードを仕舞うたびに、心の奥底が冷えていく感じがする。自分の家なのに、自分の家と思えない。かつての暖かさはとうの昔に失われてしまったようだ。 引越しの…