Naegi

逍遥

本棚から発掘される青

2019年の終わり、すなわち2010年代の終わりということを意味するが、

どうも実感が湧かない。

ゼロ年代は物事の分別がつかないまま終わったという印象で、次に来る2010年代は自我の確立のために奔走したディケイドというわけだが、10年代を俯瞰したとしてもなかなか言葉にはしがたい印象がある。

共有する歴史として10年代は震災やら不況やらでなかなか明るい時代とはいえないだろうし、個人的な時代としても疾風怒濤の学生時代を過ごした

(小学校高学年~中学校の時期は学生生活面でいろいろと大変だった)

わけではあるけれども、やはり10年代は人生を決定するうえで大切な

時代だった。

 

こうして大学で文学を学ぶという道に達することが出来て良かったなあと

こたつで本を読みながらふと思った。

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帰省してやることといえば寝ること、そして懐かしのものを掘り返すこと。

心理テストであなたの思考は過去思考ですね、って診断されたけど

こういうところを示すのね。

今日も部屋の本棚を掃除していたら中学生のときに夢中になっていた小説を

掘り返してみた。

 

それはエンデの「はてしない物語」だった。

いつだったか忘れたが、長野の黒姫を訪れた際に、

童話の資料館に立ち寄りエンデを知ってから、独特な

世界観に魅了されたものだ。

 

虚無が迫る空想世界に冴えない少年が立ち向かうという

ストーリーラインだが、登場する人物、世界が

好奇心をそそること!

わくわくしながらページをめくっていたのを覚えている。

中学時代、担任に提出する日記に

「昨日は丸一日『はてしない物語』を読んで過ごしました。』

と記したら

「それはよかったですね。それで勉強はしたの?」

とコメントが返ってきて悲しかったのを覚えている。

本を読む時間があれば勉強しろ、とかなり悲観的に受け取ったものだが、

今になって考えれば非常に理不尽なコメントである。

日曜くらい本を読んだっていいのに。

今や読書は論文のために必須となるとずいぶん恵まれた環境にあるのだと、、

思う(まあ、こんな意識高くはないんですけど実際は。締め切り直前に本を

借りてオールで月曜の朝…みたいなダメ人間になってしまった、、)

 

ひとつ印象的な箇所があって、

韻文で話しかけなければならないシーン、

すなわち主人公は韻を踏まなきゃいけないとなった場面だが、

(韻文で話しかけないと応答できないという人物が登場する)

 

今思えばそれラップぢゃね?ラップバトル仕掛けられてね?(突然のギャル)

 

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日本語というのは韻を踏みにくい言語で、

英語の詞を日本語に翻訳する際は非常に大変だという。

まあ、日本は七五調で生きてるもんね、、、

 

日本語でラップしている人のすごさに感服。

することもなく退屈なので、ひたすらラップを聴く

昼下がり、徒然年末。

久しぶりにラップの界隈ディグれて幸せだったなあ~

この間聞いたBASIさんもよかったあ、

2020はもうちょっとそのあたり詳しくなるぞ!と意気込む。

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フェスの筋肉痛が今日来るという悲しみ。老けたのかな?

休憩ほとんどせずに12時間以上立ちっぱなしは本当に良くないな

 

いや!でも!本当に行ってよかったと思えるラインナップだった

来年も貢ぎます

今年一年めちゃくちゃある種のオタ活が出来て本当に良かったです。

音楽にお金を注ぐことは良いことですね。

 

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私の勉強机が弟のものになったのだが、

弟の読書量が既に負けていて悲しい。

ジャンルも幅広いし、話をしていても敵わないと分かる。

数学、経済学、哲学、中国哲学…ざっと本棚を見ただけでこれの幅広さである。

弟から本を何冊か借りて読んでみたものの難しい内容が多い。

高校生でこれ読めるのか?と疑問に思いながら。

 

ほんとうに統一性が無い記事です