ブルーシールアイスを食べた。アイスではない何か、でもとても美味しかった。もちろん沖縄に行ったわけではなく、内定式に伴い数百キロを移動したのだ。
内定式を終え、無事に帰る。式典が終わったことに安堵しつつ、わたしの学生生活を終結に向かわせる必要性を感じる。
修論さえしっかり書ければ、やり残したことはない!と言い切れる。自己や他者にうんと期待すること、何も考えずにあそぶこと、どうでもいいことに思考を巡らせること。無限だと錯覚してしまうような6年という時間のおかげで、たくさんのことを学ぶことができた。
早く就職してしまいたいでも、ずっと大学に残りたいでもなく、目の前にある幸福を逃さないように、手のひらにある幸せを実感できるよう、時間を過ごしていきたい。
ひとつ後悔があるとすれば、消化することを怠っていた、ということである。経験することばかり先走って、一つ一つを消化することを諦めてばかりいた。わたしが消費に走っていたのもそれゆえかもしれない。これからは資本主義のサイクルを回すことではなく、精読めいた生き方をしたい。スキャニングじゃなくて、精読。
ソーシャルメディアのあぶくのような情報ばかりをつかまない、発信しない。地に足をつけて物事を書く。これが目下の目標なのです。