Naegi

逍遥

夏の日の記録

フジロックの配信を見る。

踊ってばかりの国ってなんでこんなに救いをくれるんだろう…と考えながら、キーボードをタイプする。

期末期間につき、大したことにない内容のレポートを量産する。

本来ならば私としても、こんなことはしたくないのだが、タイムマネジメントの観点から仕方がないことだ。

オリジナルな問いを立てて、新規制のある論を立てるのは非常に骨の折れることだし、リソースは私の研究に集中したい。

 

選考に合格したというメールが入る。

最近は落選ばかりだったので嬉しいが、こんなことで一喜一憂したら気が持たないだろう。

 

愛について考える。

期待も失望もしないこと。

好きでも嫌いでもないこと。

相手の考え方を理解して、受け入れること。

これができる相手には、愛があるのではないかと思う。

大好きな友人たちの顔を思い浮かべながら、納得する。

 

誰だって美点も欠点も持ち合わせてるのだから、いちいち価値判断していては疲れてしまうだろう、それでも、この人たちと話すのが好き。そう思える相手がたくさんいて、私は幸せである。

 

就職活動での、愛のないジャッジメントを受け取っても自分が嫌いにならないのは、この愛があるからだと思う。

 

私の欠点も包んでくれて、受け入れてくれる人たちを思い出しては、自分に対して抱擁。

 

この夏はひさしぶりに精神が安定している。

 

 

大学のセミ昼夜逆転している。

街灯が灯りすぎるからなのだろうか。

夜でも元気に鳴いている。

 

冷房が効いた室内でセミの声。

セミアンビエント

そろそろレポートから解放されたい。

自分の研究に没頭したい…