久しぶりの更新です
夏休みは毎日書きたい所存(春休みも同じこと言ってたような?)
やっと夏休みも始まったこともあり、久しぶりに家族の住む場所へと向かうことにした。
さすがにこのご時世、都市部で生活し、かつ飲み会でどんちゃん騒ぎしてから地方へと向かうわけにはいかないので、アルバイトと買い物以外の外出はせず、1ヶ月ほどの自粛生活を経てから、地元へと向かった。レポートもあったのでそうせざるを得なかった面も強いって事も述べておく。
道中、久しぶりに田園風景を見た。盛夏の田園は美しかった。
正直なところ、自粛生活に入るまでは田園風景を美しいと感じたことはなく、当たり前の風景として収められていた。
ずっとワンルームに閉じこもっていたせいか、稲穂の黄緑色は非常に鮮やかに見えた。
夏はきっと黄緑の季節なのだろう。
トトロにも描かれていたあの「黄緑」色。
きっと、他の国から来た人には新鮮に映るんだろうなと思いを馳せながら、改めて日本の夏の色彩について考えた。
話は少し逸れるが、種田山頭火の「わけいってもわけいっても青い山」という有名な句があるように、
山の緑は伝統的に青で表されていた。
幼い頃、この色彩感覚が分からず「なんで山は青いのか?」と悶々と考えていたものだ。
夏の山は青いってことに気づいたのは地方に引っ越した頃の話である。都市部から三方を囲む山並みが見える田舎町へと引っ越した当初、視界の「総緑量」に圧倒されたものだ。
毎日山を見ながら生活するので、山が青いことに気づく。
トトロでも、緑だけではなく青が用いられているよね。
今回は、青い山という文学的表現に納得が行く田舎町に向かったというだけの話。
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これはいわゆる「帰省」なのだろうけど、個人的な所感としては帰省している感じはしなかった。
毎年、帰省する度に祖母宅でバーベキューをしたり、祖母と外食したり、旧友に会ったり…と毎日忙かったのだが今回はほとんど家から出ることなく日々を過ごした。当初、どうやら例年通りバーベキューの予定があったらしいが我が家族の帰省組が猛反対し、中止になった。案外、帰省における危機感はどちらかというと帰る側の方が強らしい。
各方面でやらなくてはいけないことがあったので、そのto doリストを消化する毎日だったのだが、ワンルームで課題をやる毎日に比べたら非常に幸せだった。
こんな毎日が続けばいいのに……という祈りも虚しく、アルバイトやインターンのために戻ってきてしまった。悲しい。
いや戻る必然性もないんだけど、成り行きでね…
コロナ禍によって、人との繋がりがcloseなものとなった今、もう家族のもとへ帰るしかないなんて考えてしまった。
オンライン授業だけならこの地域に住む必要は無いのに何故か居てしまう。
本音を言うと家を引き払ってもいいかな〜なんて考えるけど就活を考えると無理。田舎部に住むことは不利な条件である。ただでさえ不利なのに。
とはいえ、就職先は地元とは違う場所がいい…と強く願ってしまうのも事実だ。
学生時代の暗い思い出とか辺鄙な場所であることとかいろいろ理由はあるけれど、どうしても地元就活に対する抵抗感は拭えない。
そんなことを書き連ねても「知らんがな!!!!」案件なので、これくらいにしておく。
小さな頃から内向的人間だと認めていたのにいざ自己分析という名の下で自分を見つめ返すと分からないことばかりで頭が痛くなるね…。
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久しぶりにここの家に戻ると独特の匂いに包まれる。
いつもは感じることがないのだが、実家の匂いに慣れるとここの匂いにハッとさせられるな…。