毎日同じ時間に起き、毎日同じバスに乗り、同じメンバーでご飯を食べ、同じ時間に帰宅する。
観光客気分もすっかり薄れて、学校に通うこと、マルタの生活がもはや生活の一部となった。
今日は語学学校のクラス分けについてひと悶着あったが、どうやら私の誤解のようだった。担当者は微妙な回答だったが、友達に訊いたらおそらく可能とのこと。
来週から新しいクラスへとステップアップできるそうなのである。まあ来週末に帰るんですけどね(*^^*)
どうやら、日本人の発音がへたくそ!ばか!と話していた方と同じクラスになるそうで。stupidと言われないよう頑張りたいものですね。
3週間という期間はものすごく長く感じる一方で英語力向上という観点では短すぎる。
マルタ来る前に英語頑張っとけばよかったのになあと後悔したがくよくよしても仕方あるまい。
丸腰で留学に突っ込んだらこうなるんだと痛いほどわかったので国内でもできる英語学習は日本でしておきたい。(今後も語学留学は続けたいし)
言葉が拙くてすごくもどかしい一方で言葉の外でも人は通じ合えるんだなあとも実感している。例えば優しさとか悪意とか。それは言葉の壁をも乗り越える。
そして今日の出来事を記そう。
今日は学校でひと悶着あったが、とりあえずおとなしく授業を受けた。
初めて喋ったリビア人に名前の意味を訊かれ、答えると
「きれいな名前だね」と言われてとても幸せになった。
クールで近づきがたい雰囲気があったけどかなりフレンドリーだった。
(そしてイケメン)
「マルタはどう?」と聞くと
「きれいな女性多いし、海はキレイだけど…人々は特段優しいとは感じない」
とのこと。何らかの不当な扱いを受けたのだろうか。
確かに私もstupidと遠回しに言われたり、語学学校のオフィスでたらいまわしにされたりと不当な扱いは実際に受けた。まあ言葉が不自由だと往々にして起こり得るのだろうな。おそらく滞在期間は私と似ているが、お互い頑張ろう。
今日は授業後、日本食のレストランに行った。語学学校から近いし、雰囲気も良い。
日本人シェフにより作られた日本食であり、本格的な日本食だった。
お店の味と言うより、家庭の味だったな。
でも、私が欲していたのは家庭の味だった。
それに、久しぶりにお米が摂取できたのでかなり満足。も〜本当に毎日小麦粉だもん〜
クラスメイトに日本食を紹介したが、英語が不自由で大変だったなあ。箸の持ち方、ひじきとは何なのか…スマホで検索しつつ説明したが楽しかった。
そして、みんなで楽しくお喋りした。
1番盛り上がったのはやはり恋バナなのだ。
言葉の壁を超えることが容易いのは恋バナもしくは下ネタって真理よね。
(なお、この間ツアーガイドが普通に下ネタ言っていてワロタ。マルタ語をレクチャーしていたんだけど、「これはアン……って発音します、おそらくみなさんが夜に発するような声です、お分かりでしょう?」とおっしゃっいましたよ、、みんなバカウケ。)
「私は来年3月結婚するの」
「私の彼氏はギタリストで、私のために歌を作ってくれるのよ!」
「私の彼氏は私のためにバッグを作ってくれた」
なんて幸せな話なのであろう。
誰かのために何かをすることって素敵なことだよね、う〜ん、良き。これは……愛……!
…推しに貢ぐのも愛のひとつの形なのである。
音楽に時間とお金費やしているけどこれも愛よね。
そういえば、フラットメイトと恋愛について話したんだけど、オタ活が1番健全な愛の形だ、という結論に落ち着いた。
第三者から見れば、それは負け犬の遠吠えよ!と思われるかもしれないが世の中に絶対的な価値観など存在しないのだ、脱構築。バイバイ二項対立。
多弁になってしまったが、とりあえず愛は良いのだ。
日本食レストランを後にしたあと、海辺でジェラートを食べ、解散。
満たされた日々だなあ。学校から歩いてすぐのところにビーチがあり、そして毎日潮騒を聞きながらぼーっとすることが出来るのだ。マルタ、やっぱりいいな?と思う。
まあ、不平不満バリバリ言ってたんですけどね、今朝。やっぱり、落ち着いてみるとここはいい場所。
割と安価に留学出来るし、治安も良いし、語学学校も豊富。まだまだ知られてはいないがマルタは語学留学にうってつけの土地なのだ。本当にオススメしたい。
学校近くの港。この辺はジェラート激戦区。本場イタリアに近いこともあってマルタのジェラートは美味しい。
学校からバスに乗るとこのような風景が広がる。
セントジュリアン〜スリーマ地区では美しい海岸線に沿って散歩できるのだ。