Naegi

逍遥

どうかご自愛してください という祈り

自分を愛しなさいなんてさ、難しいこと言わないでほしい。でも、これが他人のこととなると、常套句として使ってしまう。

 

「ご自愛ください」だなんて。

また疫病が流行り出し、みんな一斉にご自愛ください、と連呼する。

 

軽く使ってしまうけれど、ご自愛なんて難しい。

 

寝たいのに、寝れない。

課題があるから。

読みたい本があるから。

でも寝たほうがいい。

 

こちらの場合、どちらを優先するのが「ご自愛」なのか?と思う。

 

もちろん、健康を優先するならば寝たほうがいいのだが。深夜に仕事が捗ってしまうタイプの人間はどのようにご自愛すればいいのかわからない今日この頃である。

 

でも確かに言えることがある。

私が好きな人たちが、自分をすり減らして足を踏ん張って生きている様子を見ていると、「どうぞご自愛してください」と心の底から思う。

 

本当に、自分を愛してください。

自分に対してはなかなか言えない言葉だけど、祈るようにして文字を打つ。

 

暑い時期だし、コロナは流行るし、学生は試験期間だし。いろいろ辛いけれど、どうか皆様ご自愛してくださいね。